川崎重工とABB、世界で初めて共同でロボットインターフェースを開発

2018年6月20日ドイツ、ミュンヘン発


産業の自動化とロボティクスの両分野で世界をリードする川崎重工業株式会社(以下、川崎重工)とABBグループ(以下、ABB)の両社は、世界で初めて共通の協働ロボットオペレーティング・インターフェースを開発し、ドイツミュンヘンで6月19日~22日に開催されるAutomaticaで展示しています。

共通のインターフェースは、多くの産業で起こっている熟練労働者不足への対処にも役立つでしょう。例えば、日本では10年以内に5人に1人が引退します。

より使いやすいロボットが多くの新規ユーザーにドアを開くことで、協働ロボットの需要は、急速に成長を続ける産業用ロボットの市場を追い越すペースで拡大しています。専門的な訓練を受けていない人々でも協働ロボットをプログラミングし、操作することができるため、特に中小企業において、これまでロボット学習に長い時間を要していた状況の打開に役立ちます。

ほぼすべてのユーザーが操作可能な協働ロボット(コボット)は、労働力不足解消に役立ちます。協働ロボットは、軽量で柔軟性があり、安全柵を設置することなく工場内で場所を選ばずに作業できるため、突然の予想外の需要ピークに対処するのにも理想的です。
ABBのロボティクス担当マネージングディレクター、パーベガード・ニースは「この業界標準かつ最先端のオペレーティング・インターフェースは、協働ロボットの分野で既に起こっている急速な成長をさらに加速させるものとなるでしょう」と述べました。「それは、多くの新しい製造業者に柔軟性と拡張性を与え、同時に、世界中で産業に従事している優秀な方々に、より興味深い仕事を提供するでしょう」。

このインターフェースは、2017年11月に発表された川崎重工とABBの協業のひとつの成果です。川崎重工とABBは、ナレッジを共有し、協働による自動化、特に協働型双腕ロボット利用の利点を促進することを目的としています。これには、直感的でスマートフォンのように操作できるナビゲーションおよびアイコンを有するシンプルなヒューマン‐ロボットインターフェースを含みます。

川崎重工の常務執行役員精密機械・ロボットカンパニープレジデント、橋本康彦は「ABBとともにこの大きな一歩を踏み出すことを誇りに思います。これは両社共同での、協働によるオートメーションの新時代の先駆けとして、非常に相応しい成果です」と述べました。「労働力不足がますます進む中、協働ロボットは、生産の柔軟性・効率を高め、工場の生産性を維持していくうえで、社会に大きく貢献していきます」。

また、オペレーティング・インターフェースの継続的な開発に加えて、両社は共通の安全基準などの他のトピックにも焦点を当て協業します。伝統的な産業安全基準は、長年の実績に基づき、特定のパラメーターによって定められているものです。協働によるオートメーションの目標は、労働者の安全を確保するだけではなく、協働ロボットの多くの利点を過度に制限することなく、全く新しい協働の方法を可能にする安全基準を導くことにあります。


川崎重工について

川崎重工は、120年以上の歴史があり、異なる事業部門が連携し技術のシナジー効果を図ることで、革新的な製品を世界の人々に提供し続けています。現在は、世界で約35,800人の従業員を擁し、エネルギー・環境等のインフラ、機械およびロボット、船舶・車両・航空宇宙分野での輸送システム、モーターサイクルやパーソナルウォータークラフトといったレジャー製品等、最新技術を駆使した多彩な製品を世の中に送り出しています。www.khi.co.jp/

川崎重工のロボットビジネスセンターは、広範な製品ポートフォリオを有するロボットおよびロボットオートメーションシステムの主要サプライヤーで、これまでに約50か国に18万台のロボットを出荷しています。日本市場でのパイオニアであるロボットビジネスセンターは、ロボット事業の創始から50周年を迎えました。世界的ロボットサプライヤーの一社として、産業用ロボットメーカーから、総合ロボットメーカーへの変革を標榜しています。ロボットビジネスセンターは、川崎重工の陸、海、空にわたる多角的な事業や製品により蓄積してきたアプリケーションへの深い知見を有しています。robotics.kawasaki.com/ja1/

ABBについて

ABB(ABBN:SIX Swiss Ex)は、電力機器、一般産業、交通/社会基盤においてエレクトリフィケーション・プロダクト、ロボティクス&モーション、インダストリアル・オートメーションおよびパワーグリッドの各分野で、世界中のお客さまに製品・サービスを提供している先駆的技術のリーダーです。130年以上にわたり、技術革新の歴史を重ね、そして今日、ABB はふたつの明確な価値命題を掲げ、産業のデジタル化の未来を描いています。それは、あらゆる種類の発電所からの電気を消費家に届け、天然資源から完成品に至るあらゆる産業を自動化するということ。Formula Eのタイトルパートナーとして、ABBはeモビリティの限界を押し広げ、持続可能な未来に貢献します。ABB は世界100か国以上に約135,000人の従業員を擁しています。www.abb.com

ABB ロボティクスは、産業用ロボット、協働ロボット、先進的デジタルサービスのパイオニアです。 世界の主要ロボットサプライヤーの一社として、世界53か国に100拠点を擁し、様々な産業およびアプリケーションに40万台以上のロボットソリューションの納入実績があります。よりIoT化された、協働可能な未来の工場へと向かいながら、お客さまの柔軟性、効率性、安全および信頼性の向上を支援しています。www.abb.com/robotics


お問い合わせ先:
ABB株式会社広報担当 Tel: +03-4523-6151
Mail: jpabb.communications@jp.abb.com
川崎重工業株式会社コーポレートコミュニケーション部Tel:+03-3435-2130Mail:kawasaki-press@khi.co.jp

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